私はこれまで5回の転職を経験しました。現在6社目になります。
最後の転職は40代半ばでした。
前職の5社目は一部上場企業に勤務していました。
5社目の職場から今の職場に転職した際の成果は、年収で約1.2倍、拘束時間は約7割になりました。
なので、5回目の転職についての個人的な評価は、転職してよかったと考えています。
転職は収入増・拘束時間減・通勤時間減などに繋がる可能性があるよ!
しかし、これまでの転職のうち、すべて成功したわけではありません。
はっきり成功したと言い切れるのは、2回だけです。
残りの3回のうち、1回は失敗し、残る2回は成功失敗の判断は今でも結論づけられないです。
この記事は、筆者が経験した5回の転職、その時の行動を振り返り、良かった点・悪かった点を踏まえ、それにより得た知見を纏めてみました。
しかし一概には言えないところもあり、それぞれの状況による部分もあるかと思います。
あくまで筆者の経験談になりますが、参考になればうれしいです。
転職しようと思った理由について
転職しようと思った理由は、その時々でまちまちでした。
例えば、業績不振で会社がなくなることになって転職せざる得ない状況になったことがありました。
ある時は、極端な分業体制でこの職場では成長できないなと思い3ヵ月で辞めたこともあります。
あるいは、もっといい労働条件を求めてキャリアアップを目指した前向きな転職もありました。
今思い返しても、あの時リスクをとって転職してよかったとか、なんで転職が決まる前に退職してしまったのかとか、結果論ですが、ああすればよかったこうすればよかったといった後悔や、この道を選んでよかったというような感情はあります。
転職から得た学び
以下は、私が5回の転職の経験を通じて得た知見を纏めてみました。
・転職を恐れない。ただし転職をしなくてもよいのであれば、それに越したことは無い。
・転職にはリスクがある。しかし転職せずその職場に残ることもリスクがある場合がある。
・無職の期間になるのは避けよう。次の転職先が決まるまでは辞めるべきではない。ただしブラック企業は例外。
・転職するたびに転職回数は増える。キャリアアップにつながる転職であればいいが、合理的に説明できない転職理由は、単に転職回数を増やすだけで自分の経歴に傷がつく。慎重に。しかし前述のとおりブラック企業は例外。その経験を次の転職先の選定に活かそう。
・優れた転職本はたくさんある。書籍とかネットで情報収集しよう。
・転職先に要望を伝えたり、条件を聞くのは大事。だけど、あまり細かいことにこだわり過ぎたり、しつこく聞いたりして、面倒くさい人だなと思われると結局自分が損をする。
・転職活動をしていることを今の職場の人には言わない。相談もしない。次の職場の採用が決まるまでは誰にも言わない。
・家族の了解を得てから転職活動を開始しよう。
・次の職場を焦って決めない。妥協しない。
・転職に備えて自己投資は必要。ラクしていい転職先は見つからない。
・インスピレーションは大事。転職先の雰囲気が自分に合うのか合わないのか。口コミのチェックとか、面接時に注意深く職場を観察しよう。
・俺が辞めたら残る人が困るからとか、そんな気遣いは全く無用。それは自惚れ。人員の補充は会社が考えること。
・今の職場に過度な思い入れはしない。職業選択の自由の権利は自分が持っている。そこはドライに考えよう。会社側もそう考えているよ。
・そうはいっても、引継ぎの配慮はしよう。可能な範囲でね。民法では退職の申し出は14日前までに申し出ることになっているようだが、転職先とも相談の上、適切なスケジュールを決めよう。可能な範囲でね。
・転職は自己責任。誰のせいにも出来ない。
転職により得られるメリット
転職により得られるメリットは大きいです。
その効果は劇的です。
転職には「運」の要素もあるけどね!
収入が増えたり、拘束時間が減ったり、通勤時間が短縮したり、といった事などが実現できれば、自分の余暇の時間が増え、その時間をさらに自分のために使って、今まで以上に人生を豊かにすることに繋がります。
しかし転職は失敗することもあります。
リスク許容を考えると、一般的には年配者より若者の方がやり直しがきくので、一歩踏み出しやすいでしょう。
一方で、私は40代半ばで転職し、成功した経験があるので、一概には言えません。
年配者だからこそ、豊富な経験とスキルを活かすことで必要とされる人材となり得ます。
以上は、私が実際に5回の転職を経験したことを踏まえた知見になります。これから転職を検討される方の参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。