不動産鑑定士の資格取得をあきらめた経緯

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私はこれまで建設に関連するいろんな資格を取ってきました。

 例えば、二級建築士や一級建築士、建築設備士、1級建築施工管理技士、宅地建物取引主任者(現宅地建物取引士)、福祉住環境コーディネーター(2級、3級)などです。

こんな私でも一度は資格取得を志しながら、断念した資格があります。

それは不動産鑑定士です。

不動産鑑定士についての情報は、いろんな資格学校のHPなどで詳細に解説されているのでここでは触れません。

今回は、私が不動産鑑定士を志しながらも、あきらめた経緯を綴っていきたいと思います。

目次

不動産鑑定士の資格取得を志したきっかけ

30代後半のころ、今から10年以上前の話です。

当時、一級建築士の資格を取ったあと、翌年に1級建築施工管理技士の資格をとりました。

調子にのって、さらに自分自身の付加価値を高める資格はないかなと考えました

どうせなら、難易度の高い資格がいいなと思いました。

そこで思いついたのが不動産鑑定士です。

受験資格がなく誰でも受験できるのも魅力でした。

 宅建の資格は持っていました。建築と不動産の親和性は高いし、不動産業界の最高峰の資格と言われている不動産鑑定士の資格を持てば、さらに可能性が広がるんじゃないかと軽々しく考えたのがきっかけです。

この頃は何も分からず、不動産鑑定士の資格を軽く見てしまっていたよ!

教材を準備して、勉強を開始したがすぐに挫折

思い立ったらすぐに行動しました。

一級建築士の学科試験は独学でクリアしたので、不動産鑑定士も独学でチャレンジしようと思いました。

そこで、過去問やテキストを5,6冊一気に購入しました。

思い返せばその時点がモチベーションのMAXでした。

いざ試験勉強を開始しました。

何やらこの資格は「不動産鑑定評価基準」の暗記が必要不可欠とのこと。

さっそくここでつまずきました。

「不動産鑑定評価基準」の暗記作業に耐えることができなかったのです。

この暗記作業が苦痛だったよ!

中身を読んでも具体的に何の役に立つのか全く理解できない。

文字通り全くです。

これって人によって鑑定額が異なるんじゃない。

どういうこと?といった疑問も湧いてきました。

結局、学習を継続するモチベーションを保つことができませんでした。

断念した理由

不動産鑑定士試験は最終的な合格率は5%未満と言われており難易度が非常に高い試験です。

そんな試験に合格するためには、膨大な時間を費やさなければなりません。

「不動産鑑定評価基準」の暗記作業を始めて、改めてそのことを痛感しました。

 また、不動産分野は私の本業とは殆ど関係のない分野なので、あとで仮に不動産鑑定士の資格取得を断念した場合、それまで学んだ知識を役に立てるイメージが湧きませんでした。

その場合、これまで費やした時間が無駄になると判断し、そのリスクの大きさから諦めることにしました。

 一方で、仮に資格を取得できたとしても、不動産鑑定士という資格に、膨大な時間を費やしたその見返りが期待できないのではないかと考えました。それは私が当時30代後半だったことも大きな要因でした。

幸いだったのは、資格勉強を始めて1週間ほどで断念する判断をしたことです。

自分でもびっくりするぐらいすぐに諦めたよ!

すぐに諦めたので傷口は小さく済みました。

購入していた過去問やテキストは、しばらく放置していました。

しばらくして、せっかく買った教材を放置しておくのはもったいないと思いました。

1年くらい経過した後で、売れるかどうかわかりませんがフリマに出してみました。

しかし、格安で値付けしたこともあってかすぐに売れました。

最新本ではないのに、すぐに売れて需要があることに驚きました。

不動産鑑定士は希少価値があり、不動産業界の資格の中では最高峰といわれています。

まだ若い方や、不動産を本業としている方は、チャレンジする価値はあると思います。

 以上が不動産鑑定士の資格取得を志したものの、断念した経緯になります。これから不動産鑑定士を目指そうとされる方の参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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