一級建築士学科試験を2回合格した筆者が合格するためにやったこと

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今回は一級建築士の学科試験における私の経験を総括します。

私は、一級建築士の学科試験を計4回受験(記念受験1回含む)しました。

今から20年近く前の話になりますが、2回合格(2005年と2008年)しました。戦績:2勝2敗。

いわゆるカド落ちというおぞましい経験を経て、最終的には無事製図試験を合格しました。

私の一級建築士受験履歴の詳細はこちらに記載

目次

学科試験はすべて独学で対応 過去問を制する者は試験を制する

学科試験に向けて資格学校には通いませんでした。

理由は資金的な面が大きかったです。

また、情報収集や勉強の進捗管理、モチベーションの維持など、自分ひとりでできる自信がありました。

過去問をやればなんとかなると。

自己管理に不安がある方は、資格学校へ行くことをおススメします。

話しは飛びますが、製図試験は独学では厳しいと思います。

製図試験は、試験問題の予想など多くのノウハウを持っている資格学校に行くべきだと思います。

話しを戻して、私が学科試験対策でやったことは、とにかく過去問をやる。これに尽きました。

過去問を何周もやったよ!

あくまで過去問をベースにして、過去問で理解できないところを、参考書やネットで調べるというやり方でした。

旧試験制度のときに一級建築士を取得しました

私が一級建築士を取得したのは平成20年。

旧建築士試験制度の最後の年でした。

平成21年に新建築士試験制度がスタートしました。

 新試験制度は、科目数や製図時間、実務経験要件など大幅に変更されたようですが、私が旧建築士試験制度で経験した知見も、現行試験制度において、お役に立てる部分があるかも知れません。

 当時の経験ではありますが、今回は、一級建築士学科試験において、私が実際にした対策などについて、綴っていきたいと思います。

自分の実力を分析し、各科目毎に目標点数を決める

学科試験制度で、必ず押さえておかなければならないのは、科目ごとの足切り点数と総得点。

 当時の試験制度で恐縮ですが、私が受験した頃は、足切り13 総得点67が合格ライン(4科目25点、100点満点)でした。

まずは、自分の実力を踏まえ、達成できそうな目標を設定しました。

私が立てた目標は、

・計画18                                                

・法規は法令集を持ち込めることから満点を目指すが、余裕を見て22を目標

・構造13

・施工14 としました。計67点です。

 計画の目標点数は18。25点満点なので、7問間違えてもいい。法規は3問間違えてもいい。構造は12問間違えてもいい。施工は11問間違えてもいい、と考えて、勉強に時間がかかる分野はハナからあきらめました。

あきらめた分野は、私の苦手な分野や、勉強するのに時間がかかる広範囲な分野としました。

 例えば、私の場合は、1問しか出題されない建築史とか、断熱計算とか、組合せ応力などのややこしい力学は、諦めて、点を稼ぎたい部分に勉強時間を費やしました。

 ただし、捨てるといっても、例えば計画は7問捨てても、当時は5択だったので、捨てた7問のうち1問や運が良ければ2問は正解すると見込む。

また、5択のうち2つや,3つに絞り込める問題もあります。その場合、さらに正解する確率は増えます。

例えば、構造は12問捨てても、2問、運が良ければ3問は正解と見込める、と考えると、運任せの部分はありますが、かなり気持ちが楽になりました。

足切りには要注意だよ!

私が使用した教材

私が使用した主な教材です。

独学なので自分で学習計画を立てて、教材をこなしていく必要があります。そして成果を振り返る。PDCAです。

・過去問題集←これを軸に勉強しました。

当時、私が使用したのは持ち運べるサイズの過去5年分の問題集でした。

通勤中の電車でよく読みました。

昨今は書籍のサイズが大型化している印象があります。

・法令集(青い本)←許される範囲内で、線引きやインデックスで見やすくなるよう手を加えます。

私はずっと青本を利用していました。これは好みの問題です。

・法規を除くテキスト(計画、構造、施工)。科目別の参考書1冊ずつ←建築士会編。

過去問の補足として活用しました。

ちなみに法規のテキストは買わなかったです。私の場合は法令集だけで十分でした。

・構造力学のツボ(植村典人著)←力学の学習で過去問に詰まると、このテキストを読みました。

力学は苦手でしたが、さすがに全ては捨てれません。

この本にはずいぶん助けられました。

最近、Amazonの口コミをみましたがレビューが17件しかありませんでした。

もっとたくさん読まれるべき本だと思います。隠れた名著。

いまだに手元に置いています。

・原口秀昭さんの暗記本←暗記本の定番です。この本にも助けられました。

教材はたくさん買うより、必要なものを絞り込んだ方がいいよ!

【番外編】

・建築士.com Web問題集←書籍の過去問題集に飽きると、合間によく利用しました。

久しぶりに計画のWeb問題集をしてみましたが、結構正解できました。

初見の問題もありましたが、傾向はそれほど変わっていないと思いました。

学科試験の勉強時間

当時は通勤電車に乗っている時間が長かったので、その時間を有効活用するべく過去問を読み解いていました。

家では、帰宅後1,2時間程度を毎日継続する。あまり無理はしませんでした。また、休日は息抜きも必要です。

トータルで、平日で3,4時間、休日は5,6時間はやっていたと思います。

以上が、学科試験で自分が取り組んだ対策でした。

やると決めたら愚直に繰り返すだけ!

まとめ

学科試験が終わると、資格学校の速報のサービスを使って結果を確認します。

合否がすぐにわかり便利でした。

資格学校の速報サービスは神!

 平成17年はあまり手ごたえが無くダメだと思っていたけど合格しましたし、平成19年は行けるんじゃないかと思っていたら全然ダメだったりしました。

速報サービスの結果を見て、合格していたら、すぐに製図の短期コース申込みます。

とはいえその前に、合格していた場合は、資格学校からすぐに営業の電話がかかってきましたが。

以上、一級建築士の学科試験における私の経験を総括しました。

私の結論は、「過去問を制する者は試験を制する」です。

これから一級建築士試験を受験される方の参考になればうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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