私は2005年に一級建築士の学科試験に合格しました。
その後2度製図試験に落ちてしまい、当時の試験制度では学科試験からやり直さなければならない状況になりました。
学科試験の経緯を記載した記事はこちら
〇私の一級建築士試験受験履歴
2005年 学科試験合格、製図不合格
2006年 製図不合格、カド落ち!
2007年 学科不合格
2008年 学科試験合格、製図試験合格!
この記事では、筆者が苦手だった構造力学を何とか克服し、合格するのに一役を担った書籍を紹介します。
それは、植村典人著 「構造力学のツボ」です。
この書籍は2007年2月発売となっています。
2007年の学科試験に失敗した後に、たまたまこの書籍を見つけて購入し、2008年の受験に向けて構造力学を学習したと記憶しています。
翌年に合格したので、1年ほどしか使用しませんでしたが、この書籍は試験以外でも役に立つと思い、今でも手元に置いています。
当時一級建築士試験のために購入した書籍は数多くありましたが、今でも捨てずに持っている本はこの一冊だけです。
本の内容
『構造力学のツボ』は、構造力学の基本原理や応用をわかりやすく解説した書籍です。
特に学生や若手技術者にとって非常に有用な参考書になると考えます。
一級建築士試験の受験者を対象にした内容になっていて、私の試験対策本として大活躍しました。
著者の植村典人氏は、プロフィールを見ると、専門学校で教育経験もあるようで、本書では難解な概念を平易な言葉で説明しています。
〇内容の特徴:
わかりやすい解説: 構造力学の基礎から応用まで、具体例を交えながら丁寧に解説されています。特に、図やイラストを多用しているため、視覚的にも理解しやすい構成となっています。
豊富な練習問題: 理解を深めるための練習問題が各章に設けられており、実際に手を動かして学ぶことができます。解答も丁寧に示されているため、独学でもしっかりと学べます。
実務に役立つ内容: 基本的な理論だけでなく、実務に即した応用例や具体的な設計手法についても詳述されています。これにより、理論と実践の橋渡しがなされており、試験対策だけでなく実務でも役立つ知識が身につきます。
〇おすすめポイント
・一級建築士の受験者:構造力学が苦手な方には特におすすめです。私は、過去問をベースにして、分 からないところをこの本で補足するやり方で学習しました。
・初心者から上級者まで: 構造力学を初めて学ぶ人から、知識を再確認したいプロフェッショナルまで、幅広い層に対応しています。
・実践的なアプローチ: 理論だけでなく、実務に直結する内容が充実しており、建設業界で働く技術者にとっても非常に有益です。
まとめ
『構造力学のツボ』は、構造力学を体系的に学びたい人にとって必携の一冊です。
わかりやすい解説と豊富な練習問題が、理解を深め、実務に役立つ知識を身につけるための強力なサポートとなります。
初学者から上級者まで、幅広い層におすすめできる良書です。
以上が、15年以上前になりますが、筆者の学科試験において、苦手だった構造力学を何とか克服し、合格に一役を担う功績を果たしてくれた書籍を紹介した記事でした。一級建築士の学科試験にチャレンジしようとされる方の参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。