一級建築士の資格があれば、起業した方がいいのか、組織に属した方がいいのか?

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一級建築士のあるあると言えば、資格を持っていることを知られると、「独立できますね!」とか「事務所開けるじゃないですか!」とか言われることです。

 言っている本人からすれば悪気が無いことは分かりますが、言われたこちらの感想は、起業の苦労も知らないで無責任なことを言うなあ、とつい思ってしまいます。

一級建築士の資格を持ってるだけでは飯は食えないよ!

私は、これまで起業をしたことがありません。

起業をしようと考えたことすらありませんでした。

周りの人間が起業をしているのは見ることはあります。

成功している人や失敗している人、それぞれいます。

成功している人を見ても、気楽な稼業のサラリーマンをやめられませんでした。

しかし、アラフィフにもなると、若い時に起業しておけばどんな人生になっただろうと考えることはあります。

少し後悔もあります。

せっかく資格を持っていたんだから、チャレンジしていれば、ひょっとしたら成功していたかもしれないなと。

 この記事では、一級建築士の資格があれば、起業した方がいいのか、組織に属した方がいいのか、多面的に検討してみようと思います。

目次

起業のメリット

まずは考えられるメリットを書き出していきたいと思います。

①自由

起業すると自分が社長です。

ビジネスの方向性や戦略、働く時間、仕事のスタイルなど全部自分で決めることができます。

②収入

成功すれば、収入は大幅に増える可能性があります。

法人としての経費計上など税制上のメリットもあります。

③自己成長

 会社を経営するということは、経営やマーケティング、ファイナンスなど一般の会社員ではなかなか経験できない多岐に渡る領域を学ぶ機会があります。

④社会貢献

事業が大きくなり新たな雇用を生み出すことが出来れば社会に貢献できます。

自分のビジネスを通じて他人の生活を向上させることができます。

⑤人間関係

同じ志を持つ起業家や専門家とつながる機会が増えます。

クライアントやパートナーと新しい関係を築くことができます。

起業のデメリット

次にデメリットを書き出してみます。

①経済的リスク

財務的なリスクが高く、特に初期段階では安定した収入が得られない可能性があります。

失敗した場合の負債が大きくなる可能性があります。

 一級建築士事務所であれば、比較的初期投資は少なくてすむと考えられますが、生活費などの経済的なプレッシャーが家族や生活全般に影響を及ぼすでしょう。

②時間と労力

事業が軌道にのるまでは長時間労働や休日返上も当たり前です。

ワークライフバランスを保つことが難しくなる場合があります。

経営者は、経理、マーケティング、人事、販売など、さまざまな業務をこなさなければなりません。

専門知識が不足している分野での作業が負担となることがあります。

③ストレスとプレッシャー

経営の責任やプレッシャーからくる精神的ストレスが大きくなることがあります。

不確実な未来や財務上のプレッシャーが心理的負担となることがあります。

④法的責任

法的な責任や規制への対応が必要です。

これには、税務申告、労働法規、契約管理などが含まれます。

法的なトラブルや訴訟リスクが増えることがあります。

⑤プライベートライフの影響

家族や友人との時間が減少し、プライベートライフに影響を及ぼすことがあります。

起業によるストレスが人間関係に悪影響を与えることがあります。

まとめ

以上、メリットデメリットを書き出してみました。

たくさんのデメリットを書き出している途中で、やっぱり起業はしたくないなと思ってしまいました。

俺には無理だなと。

これは性格の問題ですね。

現状でもそこそこ安定しているだけに、現状でいいやと思ってるよ!

才能があって、上昇志向もあって、メンタルの強い人が起業に向いていると改めて思いました。

 人生の配分として、仕事(公)と私生活(私)に分けるとすれば、私は極力私生活の方に重点を置きたいと考えています。

 私はこれまで、一級建築士や建築設備士、1級建築施工管理技士などの資格を取ってきましたが、起業に必要なパワーやメンタルは持ち合わせていませんでした。

転職は5回経験しました。

転職にもリスクは伴いますが、転職のリスクは許容出来ました。

しかし、起業のリスクは許容できませんでした。

それだけに起業をされる方を本当に尊敬します。

昔、個人の設計事務所にいたときに先輩から言われた今でも覚えている言葉があります。

それは、仕事の過程において経営者目線では次の3つすべてをクリアすることが必須だと。

ひとつめは仕事をとること。

ふたつめは仕事をすること。

みっつめはお金を回収すること。

しかも最後が一番重要かつ難しいとのこと。

いかにも個人事務所らしい教えですが、確かに納得するものがありました。

昔は仕事を納めた後に、色々と難癖をつけてお金を払わなかったり、出し渋るクライアントが結構いました。

 この話を若い時に聞いたことが、なんか一級建築士事務所を経営するのって面倒そうだなと、一種のトラウマになり、今の会社員志向になった要因かなと分析しています。

起業する勇気はないけど、こういう形でリスクのほとんどない副業のブログ運営を始めてみたよ!

以上が、一級建築士の資格があれば、起業した方がいいのか、組織に属した方がいいのかについて検討した内容です。参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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