一級建築士の資格取得を目指すか悩んでいるかた!筆者が受験を志してから合格に至る過程を紹介

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
目次

一級建築士の資格取得を目指すかどうか悩んでいませんか?

  • 勉強時間が確保できるかな。。
  • 資格を取るのにお金はどれ位かかるんだろう。。
  • そもそも資格を取ってメリットはあるの。。
  • 時間やお金を費やしたのに、もし資格が取れなかったらどうしよう。。
  • 一級建築士の資格を持っていなくても、仕事もあるし生活できているからまぁいいか。。

それぞれの環境の違いにより、色々と思うところがあると思います。

資格取得にチャレンジするということは、多くのものを犠牲にすることになります。

私は、平成6年に二級建築士を取得しました。

その後、一級建築士試験の勉強を始めるまで10年もかかってしまいました

理由は単に怠けていただけ。

一級建築士試験の勉強を開始してから、4年かけてやっと一級建築士の資格を取得しました。

難易度の高い資格ほど取得するのに時間もお金もかかるね。
でも見返りもあるよ!

そんな私の経験、合格に至る過程を時系列に綴っていきたいと思います。

結論は、受験を目指すかどうかは、その方次第です。

身も蓋もない結論ですが、悩む理由は人それぞれです。

It’s up to you.

資格取得を目指すということは、いろんなものを犠牲にします。

趣味や友人、家族との時間。お金。

プレッシャーもかかります。

しかしその見返りとして将来のリターンに期待します。

それが自己投資です。

投資なので成功するとは限りません。

資格を取ったからといって全員が幸福になるとは限りません。

時間もお金も費やしたのに資格を取ることができないかも知れません。

私はリスクをとる選択をしました。

一級建築士の取得を目指してよかったと思っています。

失うものも多かったですが、長い人生を考えても、資格を取って本当に良かったと思っています。

名刺に「一級建築士」と入れたときはうれしかった♪

しかし、もし資格試験に合格することができず、諦めてしまっていたとしたら、後悔していたと断言できます。

資格を取ると決めたからには、腹を決めて取り組まなければなりません。

一級建築士という資格を知る

私は、普通科の高校を卒業して就職しました。

第一志望の事務職が不採用になって、高校卒業前になんとか某中小企業に就職しました。

その企業で意図しない建築関係の部署に配属されました。

当時は建築に関して全くのド素人です。

 建築行為に関する主なステークホルダーは、発注者、設計者、工事監理者、施工者などですが、当時就職した会社の立ち位置は、施工者の下の専門工事業者でした。

一級建築士という資格を意識したきっかけは、当時の上司が一級建築士の資格保有者だったことです。

まだど素人の時に、本屋で一級建築士の問題集を立ち読みしましたが、全く意味が分からなかった。。

建築関係の最高峰の資格だと知り、漠然とした憧れを持ちました。

二級建築士の受験資格を得るため働きながら専門学校に通う

まずは二級建築士の資格を取ってみたいと思いましたが、受験資格がありません。

最短ルートは専門学校に行って、二級建築士の受験資格を得ることだと思いました。

専門学校から通うのは気が遠すぎる!でも、今でもこのルートが最短だったと思います。

建築の専門学校(Ⅱ部)に入学しました。

2年で建築の専門学校を卒業してすぐ二級建築士を取得しました

専門学校が主催していた有料の受験対策コースを受講して必死に勉強しました。

 その頃20代前半でしたが、業績不振で所属していた部署が閉鎖になるなど、色々あって、設計事務所など複数社への転職を経験しました。

転職ができたのは、当時は若くて二級建築士の資格があったから。

¥2,420 (2024/05/10 21:48時点 | Amazon調べ)

なんか大手企業に転職できた。工事の発注者の立場で仕事をする。

二級建築士を取得した当時、考えられる就職先についての私の常識は、主に施工会社や設計事務所でした。

あとは、役所の営繕とか、各種専門工事業者とか。

ところが、転職活動中に見た就職情報誌に掲載されていた求人を見て、私のこれまでの常識が覆されました。

なぜかと言えば、仕事を請けるのではなく、建築工事や維持管理を発注する仕事の存在を知ったことでした。

発注する仕事とは、企業が保有している建物の保全や、新築に関する、いわゆる営繕業務の求人です。

こういう求人をしている企業は大手が多く、安定しているし福利厚生がしっかりしている。

興味が湧き、ダメもとで応募してみたら、なんと採用されました。

振り返ると、ここで採用されていなければ、誇張でもなんでもなく、今の人生はなかったと思います。

その後、この会社には約20年間お世話になりました。

発注者の仕事についての記事はこちら

大手企業に転職できたし、二級建築士でいいかと甘えた時期

これまではお客さんに頭を下げて仕事をしていましたが、発注者の立場になれば、楽できるかなと思っていました。

しかし、そんな甘いものではなく、社内やその他多方面に気は使うし、激務でした。

ただやりがいはありました。

 自分の部署には、一級建築士をもっていた人は数名いましたが、持っていない人の方が多く、その会社の中では、資格の有無はあまり重要ではなかったです。

一級建築士の受験資格を得てはいましたが、仕事は忙しいし、一級建築士をとらなくてもいいかと考えていました。

会社からは資格をとれとは言われないし、完全に甘えていた時期でした。

二級建築士でもいいじゃないか、自分の時間を大事にしようと、自分に言い聞かせていたように思います。

振り返ると、もっと若い時に一級建築士にチャレンジしておくべきだったと後悔しています。

やっぱり一級建築士にチャレンジしないと後悔する!と一念発起して勉強開始

 相変わらず仕事は多忙でしたが、足の裏の米粒に例えられるように、とっておかないと気になって仕方がないのが一級建築士の資格です。

 建築業界に関わっているからには、最高峰の資格に挑戦もしないのは、この先の人生において必ず後悔すると思いました。

ようやく30半ばにして本格的に一級建築士試験にチャレンジを開始しました。

その後、4年がかりで合格することができました。

この4年が実に長かったのですが、このあたりの資格取得に関する詳細の記事群はこちら

私の建築士試験の受験履歴

〇二級建築士受験履歴

平成6年 学科合格 製図合格※20代前半

〇一級建築士受験履歴

一度、学科試験を記念受験。不合格

  • 平成17年 学科合格 製図不合格(総合資格)
  • 平成18年 学科免除 製図不合格(総合資格)
  • 平成19年 学科不合格
  • 平成20年 学科合格 製図合格(日建学院)※30代後半になってしまいました

一級建築士試験で私が行った対策は、学科試験はすべて独学でした。ひたすら過去問を繰り返しました。

製図試験は学科試験の合格が判明してから申し込むタイプの短期型を受講しました。

しかし、平成18年は製図試験の2回目だったので、通常のコースを申し込みました。

何度も落ちたけど、諦めずに勉強を続けて、ついに資格をゲッツ!したよ

資格を取得するのにかかった費用は

私の場合のかかった費用 ※どんぶり勘定です

二級建築士 170万円(3年)

内訳)

  • 専門学校費用(Ⅱ部)  約150万円 ※交通費とか教材とか含む
  • 受験対策コース受講費用 約 8万円
  • 試験道具代       約 5万円
  • 受験料・免許登録料   約 5万円

専門学校の費用はちょっと違うかなと思いましたが、受験資格を得て、資格取得するための必要な一連の流れなので入れました!

一級建築士       約140万円(4年)

内訳)

  • 学科教材費        約 5万円
  • 資格学校(製図)1年目 約25万円
  •         2年目 約60万円 
  •         3年目 約25万円
  • 道具代          約 5万円
  • 諸経費          約 5万円
  • 受験料・免許登録料   約11万円

今さらですが、よくこれだけ時間とお金をかけたもんだと呆れてしまいました。

しかし、この出費に見合う見返りを得ることができています。

まとめ

資格取得を目指すかどうかは、その方次第です。

ご自身の価値観、生活スタイル、おかれている環境などによると思います。

  • 勉強時間を確保できるか
  • お金を用意できるか
  • 独身か既婚か
  • 資格を昇給や転職、起業に活かせるか
  • 自己満足

受験に費やす時間やお金は極力少ないほうがいいに決まってます。

私は叶いませんでしたが、一発合格が理想です。

私は多くの時間、お金を費やしましたが、後悔はしていません。

長いスパンで考えたら、満足できるリターンは十分あったよ!

それは、結果資格を取得することができたからです。

ただ、もっと早くチャレンジしていればよかったという後悔はありますが。

また、時間やお金を費やしても必ず資格が取れるとは限らない現実もあります。

だからこそ、生半可な気持ちではなく、腹をくくって取り組まなければなりません。

 今回は、私が建築士試験を受験した過程を振り返りました。これから建築士の資格にチャレンジしようとされる方の参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次